人は一年中汗をかいています。冬でも寝ている時でも汗をかきます。
私たちにはアポクリン腺、エクリン線という二種類の汗腺があり、水分やタンパク質などが表面に出て菌と混ざる事で臭いを発します。
焼きミョウバンとは硫酸アルミニウムカリウムのことです。
一般的にみられるのは白い結晶の状態だったり粉状になったものが多いと思います。
肌にも優しく、安心して使えるものです。調理でも使う物で香りはありません。
この焼きミョウバンが汗を抑える効果があるのです。
これは昔から広く知られていて、焼きミョウバンは江戸時代から使われていたと言われています。バスタブにお湯をはり、焼きミョウバンをひとつまみほどお湯の中へ入れます。焼きミョウバンがなぜ汗を抑える効果があるのかというと、収れん作用がある為です。
汗腺が閉じて汗が出にくくなるのです。そして消臭効果もあるのでわき汗ばかりでなく、その他体から出る汗の匂いに困っている人は一度試してみるといいと思います。
そしてもう一つ、もっと手軽に焼きミョウバンを使いたい場合は、焼きミョウバンを使った「制汗剤」が作れます。
1.5リットルの水に焼きミョウバンを50グラム溶かすだけですが、溶けにくいので2日ほど置いておくと完全に溶けて無色透明になります。そうなったら完成です。
これをハンカチなどに染み込ませて脇の下に優しく塗ります。もちろん炎症を起こしている場合は使ってはいけませんが、肌が健康な状態で脇汗が気になる場合はこの焼きミョウバンを使った制汗剤を使ってみるのもいいと思います。