春になると、街もショップも明るい色で華やぎます。陽気な日差しは、心まで軽やかで、明るい気持ちにさせてくれます。
そんな時は、ついつい明るい色の洋服、パステルカラーの洋服が欲しくなります。しかし、40代・50代の女性の方は、色を選ぶときは注意が必要です。
まず、大人の女性が明るい色、特にビビッドな色を着ていると、逆に「おばさんくさく」見えます。昔はモノトーンでも若く見えたけど、今はもう洋服でカラフルにするしかない。この発想は間違いであり、真逆です。
例えば、ビビッドなピンクの洋服を、若者が着る分には問題になりません。このようなカラーリングが許されるのは、若者の特権です。しかし、それなりの年齢で、しっかりとして人生経験がある大人の女性が、派手な原色カラーを身にもとっているでしょうか？
大人だからこそ、しっかりとトーンを下げた、なおかつ定番のカラーでまとめることが多いのです。
シックな色遣いの中に、シーズンごとの指し色がある。これくらいのカラーリングが、大人の女性の知性を演出してくれます。逆に年齢にそぐわない、派手なカラーリングを好む方は、気を付けたほうが良いとも言えます。
季節が春になっても、人生は中盤を超えているのです。大人の女性にふさわしい、落ち着いた品のあるコーディネートを心がけましょう。